SUMMARY
韓国の主な交通手段
韓国旅行をスムーズに楽しむためには、現地の交通事情をしっかり把握しておくことが大切です。本記事では、ソウルをはじめとした都市部から地方都市、空港間移動まで、韓国の代表的な交通手段を徹底解説します。旅の目的やスタイルに合った移動方法を見つけて、快適な韓国旅行を楽しみましょう!
地下鉄

ソウル・釜山・大邱・大田・光州などの都市部では、地下鉄網が非常に発達しています。特にソウルの地下鉄は1号線から9号線まであり、観光地やショッピングエリアの多くが駅周辺に位置しているため、旅行者にとって非常に便利です。
地下鉄での移動はこんな人におすすめ!
- 韓国語初心者
- なるべく安く移動したい人
- ひとり or 少人数で移動する人
市内バスと長距離バス

地下鉄では行けない場所でも、バスであれば行ける場合があるため、地下鉄とバスを併用することにさらに行動範囲が広がります!長距離バスは、都市内移動だけでなく都市間の移動にも便利。特に水原や仁川などソウル市外へアクセスしたい人は要チェックです。
市内バス・長距離バスでの移動はこんな人におすすめ!
- 簡単な韓国語を聞き取れる人
- 地下鉄で行けない場所に行きたい人
- ソウル近郊のスポットへ行きたい人
タクシー

タクシーは日本での乗り方とほぼ変わらず、ドアツードアでアクセスできるため、最も利用しやすい交通手段です。運転手さんに目的地をしっかりと伝えられれば、一番楽な移動手段ともいえます。ただし、運転手さんが日本語や英語ができない人だと、目的地を伝えるのに苦労することも。韓国語が全く分からない人は、模範タクシーや国際タクシーの利用がおすすめです。
タクシーでの移動はこんな人におすすめ!
- 目的地へ直接行きたい人
- 荷物が多い人
- 韓国語で会話や聞き取りができる人
KTX・SRTなどの高速鉄道

ソウルから釜山、釜山から慶州など、都市間を移動する際に重宝するのがKTXやSRTなどの高速鉄道です。数時間で目的地に到着できるので、韓国国内の都市を複数回りたい人は要チェック。料金も片道数万W(数千円)程度で日本の新幹線と比較しても非常にお手頃です。
高速鉄道での移動はこんな人におすすめ!
- 韓国国内の都市間を移動したい人
国内線飛行機

金浦 or 仁川空港から直接地方都市に移動したい人は、国内線の飛行機も移動手段の選択肢に入ってきます。特にソウルから離島の済州島への旅行を考えている人は、飛行機の利用が便利です。
国内線飛行機での移動はこんな人におすすめ!
- 金浦空港や仁川空港から地方へアクセスしたい人
- ソウルから済州島への旅行を考えている人
シティバイク(レンタサイクル)

ソウルのタルンイや釜山のタバンナなど、韓国では公共の自転車シェアリングシステムも発達しています。市民だけでなく観光客にも利用しやすく、環境にやさしい移動手段として人気を集めています。料金も1日約1,000W程度と安いので、短距離間や晴れた日におすすめです。
自転車での移動はこんな人におすすめ!
- 短距離を素早く移動したい人
- 運動しながら観光スポットをめぐりたい人
観光客におすすめの交通手段はどれ?
韓国旅行をより快適に楽しむためには、移動手段の選び方がとても重要です。韓国は公共交通機関が発達しており、都市部・郊外・地方それぞれに適した交通手段を選ぶことで、スムーズな旅を楽しむことが可能。ここでは、目的地や距離に応じたおすすめの移動方法を紹介します!
市内の移動は「地下鉄・バス・タクシー」を利用

ソウルや釜山などの大都市では、地下鉄とバスが観光客にとってもっとも便利な移動手段です。特にソウルの地下鉄は路線が網の目のように広がっており、主要観光地のほとんどにアクセス可能。駅構内の案内表示も韓国語・英語・中国語・日本語の4カ国語で表示されているため、韓国語がわからなくても安心です。
市バスは目的地によっては地下鉄よりも近くまで行けることがあるので、ルート検索アプリ(NAVER MAPやKAKAO MAP)を活用するのがおすすめ。また、タクシーも日本より比較的安価で使いやすく、荷物が多いときや深夜の移動に便利です。
水原や仁川への移動は高速バス

ソウル近郊の都市、水原や仁川などへ行く際は、高速バスの利用が便利です。バスターミナルからは定期的に出発しており、所要時間も1時間前後と短め。料金もリーズナブルで、快適な座席が魅力です。
特に水原華城など日帰り観光が目的の場合は、地下鉄よりも早くアクセスできる高速バスが重宝されます。なお、仁川国際空港へ向かう場合は空港リムジンバスもあり、各ホテル前などにも停車するため、スーツケースを持っての移動にも適しています。
地方都市へのアクセスは高速鉄道が◎

釜山、大邱、光州など、ソウルから遠く離れた地方都市へ移動する際は、高速鉄道を利用するのが最も効率的です。ソウル駅から釜山までは約2時間半、大邱までは約1時間40分と、スピーディかつ快適な旅が可能です。
チケットは駅の窓口や券売機、KORAILの公式サイトでも事前予約ができるので、混雑する時期でも安心。Wi-Fiやコンセント付きの座席もあり、移動時間を有効活用できるのもうれしいポイントです。
KORAIL公式サイト:https://www.korail.com/global/jpn/main
済州島への移動は飛行機がおすすめ!

韓国屈指のリゾート地・済州島へ行くなら、飛行機の利用が圧倒的に便利です。ソウル(金浦空港)から済州島までは約1時間のフライトで、LCC(格安航空会社)を使えば片道2,500〜6,000円程度でチケットが取れることも。
国内線は本数も多く、空港アクセスも良好なため、旅行スケジュールにも組み込みやすいのが魅力。海と自然がうつくしい済州島で、韓国の別の顔を楽しんでみてはいかがでしょうか?
地方都市の交通事情(釜山・大邱・済州島・江原道)
韓国には、ソウル以外にも魅力的な地方都市が数多く存在します。ここでは、観光でも人気の高い釜山・大邱・済州島・江原道の交通事情についてご紹介。現地での移動に迷わないよう、主要な交通手段や注意点を事前にチェックしておきましょう。
釜山

韓国第二の都市・釜山は、地下鉄・バス・タクシーが充実しており、観光客にとって移動しやすい都市のひとつです。地下鉄は全6路線あり、海雲台(ヘウンデ)や南浦洞(ナンポドン)といった人気スポットにも簡単にアクセスできます。運賃も安価で、T-moneyカードが利用可能です。
市バスも網の目のように路線が張り巡らされており、少しローカルなエリアへ行く場合に便利。ただし、地元向けのルートも多いため、スマホの地図アプリでルートを確認しながら乗車すると安心です。
大邱

韓国第3の都市・大邱(テグ)は、地下鉄4路線と市内バスが主な移動手段です。観光地が比較的コンパクトにまとまっているため、移動距離は短め。地下鉄を使えば、東城路や寿城区といった人気エリアもスムーズにめぐることができます。
また、大邱はタクシー料金も安めで、人数が多い時や短距離移動にもおすすめです。地下鉄は比較的新しく、ホームドアや英語表記も整っているので、初めての旅行でも安心して利用できます。
済州

済州島には地下鉄がなく、交通手段は基本的にバスかレンタカーが中心となります。空港や主要観光地を結ぶ路線バスは多くありますが、乗り換えなども必要になるため、時間に余裕を持ったスケジューリングが必要です。
より自由に観光を楽しみたい場合は、レンタカーの利用がおすすめ。日本の免許証+国際運転免許証があれば運転可能で、風景を楽しみながらのドライブ旅も魅力のひとつです。ただし、左ハンドル・右側通行なので、慣れない方は無理のない計画を。
江原道

江原道(カンウォンド)は、自然豊かなリゾート地として人気のエリア。雪岳山(ソラクサン)や江陵(カンヌン)、平昌(ピョンチャン)などが有名ですが、公共交通機関がやや限定的なため、都市部よりも移動には工夫が必要です。
ソウルからのアクセスは、高速バスやKTX(高速鉄道)が便利。江陵までKTXを利用すれば約2時間弱で到着します。現地では市内バスや観光シャトルバスもありますが、本数が少ないため、訪問地によってはタクシーを併用するのがおすすめです。
T-money・交通カードをフル活用しよう!
韓国を旅行するなら、T-moneyカードなどの交通系ICカードを1枚持っておくと、移動がぐっと便利になります。地下鉄・バス・タクシーといった主要な交通手段はもちろん、コンビニや一部のカフェでの支払いにも対応しているので、観光中の細かい支払いのストレスが激減。ここでは、旅行者にとって特に便利な「T-moneyカード」と「気候同行カード」の特徴や使い方をご紹介します。
T-moneyカード

T-money(ティーマネー)カードは、韓国で最も一般的な交通系ICカードで、ソウルをはじめ全国の主要都市で利用できます。地下鉄・バス・一部のタクシーの運賃支払いに使えるほか、コンビニやカフェチェーンなどの買い物にも対応。日本でいうSuicaやPASMOのような存在です。
カードは仁川空港や金浦空港、市内のコンビニ(GS25・CU・7-Elevenなど)で購入可能。販売価格は通常3,000W程度で、チャージは1,000W単位で行えます。T-money対応のチャージ機は地下鉄駅構内などにあり、日本語対応しているものも多く、初めての旅行者でも安心です。
また、T-moneyカードを使えば、同一方向のバス・地下鉄間での乗り換え割引が自動適用されるのも大きな魅力。複数回の乗り換えが必要な長距離移動でも、現金よりも安く済ませることができます。
気候同行カード

2024年からソウルで導入された「気候同行カード」は、公共交通機関を利用することで、環境保護を推進するという目的で誕生したサブスク型ICカード。地下鉄や市内バスが定額で乗り放題になるのが特徴です。元々は通勤・通学者向けのサブスクリプション型カードですが、1日券や数日券もあり、旅行者でも購入・利用が可能です。
1日券5,000W、2日券8,000W、3日券1万Wなど利用日数が多くなるほど割安になり、短期利用は最大5日(2万W)までプランがあります。カード自体は3,000Wでコンビニや駅のお客様安全室で購入でき、券売機でチャージしながら繰り返し使用可能。
移動手段として地下鉄やバスを主に使用する人はぜひチェックしてみましょう!
韓国で使える便利な交通系アプリまとめ

韓国の公共交通機関の利用には、アプリがあるとスムーズです。まず、地下鉄の乗り換えには「Subway Korea」、バスやタクシーなどと移動手段を比較したい場合は「NAVER MAP」、タクシーの廃車には「KAKAO TAXI」が便利。事前にダウンロードをして言語設定までしておくと、到着してからすぐ使えます!
iOSアプリ
Androidアプリ
韓国の交通手段は目的地に合わせて選ぼう
韓国旅行では、目的地や旅のスタイルに応じて多彩な交通手段を選べるのが魅力です。都市部では地下鉄やバスが便利で、T-moneyカードを使えばスムーズに移動できます。地方都市へのアクセスにはKTXなどの高速鉄道や長距離バスが活躍し、済州島のような離島へは飛行機が一般的。移動の多い日には1日乗車券や気候同行カードを活用するのもおすすめ。各交通機関を上手に使い分けることで、時間もコストも節約でき、より快適に韓国旅行を楽しめます。