韓国の地下鉄の乗り方|交通カードの買い方からおすすめ乗り換えアプリまで徹底解説!

neighbor編集部

韓国の地下鉄の乗り方を徹底解説!気になる料金や終電、おすすめアプリなど、電車に乗るために必要な情報を韓国に詳しいエディターが紹介します。

韓国旅行初心者さんは地下鉄の利用がおすすめ

ソウルの地下鉄の中

韓国は電車やバスなどの公共交通機関が充実しており、観光エリアであれば比較的楽に移動が可能です。

数ある交通手段の中で初心者さんにおすすめなのは「地下鉄」。

この記事では韓国での電車の乗り方を写真付きで徹底解説します!

※今回はソウル地下鉄を例に紹介します

韓国で地下鉄に乗る方法は2通り!

ソウルの地下鉄のホーム

韓国で電車に乗る際は、乗車券を購入する必要があります。
現在は下記の2通りの方法で乗車が可能です。

  1. Tmoneyカードを購入してお金をチャージする
  2. 券売機で1回用交通カード(切符)を購入する

どちらも券売機を利用して、チャージしたり購入したりすることができますが、Tmoneyカードを利用する方法が時短もできておトクです。

韓国地下鉄の乗り方① Tmoneyカードを使用する

photo by neighbor編集部

まずはTmoneyカードを利用した地下鉄の乗り方を紹介します。

Tmoneyカードの購入方法

韓国版SuicaやPASMOと言われているのが「Tmoneyカード」です。使い方はSuicaやPASMOと同じ!券売機でお金をチャージするだけです。
乗るたびに購入しなければならない1回乗車券とは異なり、チャージ残額がある限り継続して使うことができるのが大きな魅力。

初心者であれば韓国の地名に馴染みの無い方がほとんど。毎回券売機で出発駅と到着駅を探すのは大変なので、交通カードでスマートに電車を乗りこなしましょう!

Tmoneyカードの購入場所

Tmoneyカードは地下鉄の自販機や仁川国際空港の案内デスク、コンビニなどで購入可能です。

コンビニではキャラものやアイドルのものも販売している場合があるので、「ちょっと変わったデザインのものが欲しい!」という方はコンビニで探してみるのがおすすめです。カード型のほかにもストラップ型のものもあるそう。ぜひお気に入りの1枚を探してみてくださいね!

Tmoneyカードの料金は3000ウォン(約300円)〜。キャラものなどのカードは5000ウォン(約500円)のものもあります。

Tmoneyカードのチャージ方法

1回用販売・交通カード充電機
1回用販売・交通カード充電機/photo by neighbor編集部

Tmoneyカードのチャージ方法は下記の2通り。

  1. 駅の券売機でチャージする
  2. コンビニでチャージする

コンビニでチャージする場合は、チャージしたい金額を準備し、「충전해주세요(チュンジョンへジュセヨ)」とお店の方に伝えてください。念の為レシートを貰っておくと安心です。

駅の券売機でチャージをする場合は、駅の改札付近にある「1回用販売・交通カード充電機」でチャージが可能です。

1回用販売・交通カード充電機でのチャージする方法は下記を参考にしてくださいね。

1. 画面の言語設定から日本語を選択

言語選択ボタン
photo by neighbor編集部

韓国語が分からない場合はまずは言語を日本語に変更する。

交通カードチャージボタン
photo by neighbor編集部

画面左側にある「交通カードのチャージ」ボタンを選択。

Tmoneyカードを置く場所
photo by neighbor編集部

上の写真の青いランプが光っている場所にTmoneyカードを置き、チャージ金額を選択。

お札を入れる場所
photo by neighbor編集部

チャージ金額を右下にあるお札を入れる場所に投入し、画面に完了の表示が出るまで少し待つ。

改札の通り方

改札の通り方は日本の電車とほとんど同じ!右側にあるタッチパネルにカードをタッチして音が鳴れば通過することができます。

チャージ残高が足りない場合は…?

交通カード 精算・充電機
交通カード 精算・充電機/photo by neighbor編集部

電車に乗車した後に「チャージ残高足りないかも…」と不安になることがあるかもしれません。そんな時は改札付近にある「交通カード 精算・充電機」でチャージすればOK。
一部精算機がない駅もありますが、その場合は窓口で駅員さんに精算してもらいましょう。

Tmoneyカードの残高を確認する方法

Buca Check

Tmoneyカードの残高はスマホアプリで簡単に確認可能!

有名なのは「BucaCheck」というアプリで、旅行前にダウンロードしておくと安心です。

韓国地下鉄の乗り方② 1回用交通カードを購入する

Tmoneyカードが無い場合は、乗車券を買って乗車することも可能です。

地下鉄の券売機で1回用交通カードを購入

1回用交通カードボタン
photo by neighbor編集部

券売機で目的地を選択→支払うだけで切符は購入可能です。地名に馴染みがないと目的地を探すのに時間がかかってしまいますが、購入手順はとても簡単です。

改札を通る

ソウル地下鉄の改札
photo by neighbor編集部

Tmoneyカード同様、改札の右側にあるタッチパネルに乗車券をタッチします。日本の場合は切符の投入口に切符を入れるスタイルですが、ソウルの地下鉄はすべてタッチ式です。釜山などの地方都市の地下鉄はコイン式の場所もあります。

使い終わったらデポジットを受け取ろう!

補償金換金機
補償金換金機/photo by neighbor編集部

改札を出たら払い戻し機(補償金換金機)に乗車券を入れて、デポジットを受け取りましょう。

経路を間違えて購入してしまった場合

改札の窓口/photo by neighbor編集部

経路を間違えて購入してしまった場合は、一度そのまま電車に乗ってしまい、改札を出るときに精算機で精算するか、窓口で駅員さんに払い戻してもらいましょう。

韓国地下鉄の乗車料金

韓国紙幣

韓国の地下鉄の乗車料金は、10kmまでは1350W、10km以上から5kmごとに100Wずつ、50km以上になると800Wずつ料金が上がるシステムです。

Tmoneyカードを使うと、1回用乗車カードよりも100W初乗り運賃が安くなるので、よりお得に移動したい!という人はTmoneyカードの利用がおすすめです。

また、Tmoneyカードを使用した場合に限り、地下鉄やバスを下車後30分以内であればバスの初乗り運賃はかかりません。そのため、地下鉄とバスを乗り継ぐ場合もTmoneyカードを利用するのが断然おトクです!

区分1回用交通カードTmoneyカード
一般1350W1250W
青少年1350W720W
子ども450W450W

※地下鉄の料金は2023年10月より1500W(1回用交通カード一般料金)に値上がりされる予定です
※満6歳未満の乳幼児の場合、大人1人の同伴で3人までが乗車が無料です
※一部料金体系の異なる路線もあります

おすすめの地下鉄乗換アプリ

スマートフォンアプリ

韓国で地下鉄に乗る前にダウンロードしておきたいアプリを紹介します。

Subway Korea(지하철)

Subway Korea

マップ上から出発地と目的地を選択するだけで最短ルートを案内してくれるアプリ。正確な時刻表も表示してくれるので、分単位で到着時間が分かるのもうれしいポイントです。
言語設定で日本語も選択できるので、韓国旅行初心者さんにもおすすめです。

NAVER Map

NAVER Map

地下鉄の乗り換えはもちろん、徒歩やバス、車の経路まで検索可能なマップアプリ。韓国のマップアプリの中ではかなり正確で、情報更新も早いため、「変なルート案内された…」というトラブルも少ないのが特徴です。

韓国で地下鉄に乗る際のマナー

韓国の地下鉄とビル

日本と韓国では微妙に電車に乗る際のマナーが異なります。現地で知らず知らずのうちにマナー違反をしないよう事前にチェックしておきましょう。

優先席には基本座らない

優先席は空いていても座らない方がベター。妊婦さんや怪我をしている方、お年寄りの方であればもちろん座って大丈夫ですが、優先対象でないのに座席に座っていると、お叱りを受けてしまう場合もあります。

電話はしても大丈夫

韓国では電車内で電話をしても大丈夫です。あまりにも大きい声での会話は迷惑になるので注意してくださいね。

食事や飲酒はしない方が◎

韓国の地下鉄では何かを食べている人をあまり見かけません。日本ではおにぎりやパンを食べている人、缶チューハイ片手に乗っている人をたまに見かけますが、全く見たことがないので控えた方が良さそうです。水分補給でペットボトル飲料を飲んだり、アメやガムを食べる程度だったら大丈夫です。

韓国の電車に関するQ&A

ソウル地下鉄のホーム

韓国の地下鉄で起こりがちなあるあるハプニング。起こった時の対処法を下記にまとめました。

Q. 反対方面の改札に入ってしまったときはどうする?

韓国の地下鉄は上り線と下り線の改札が別々になっている駅もあり、間違えて反対方面の改札に入ってしまうと、再度交通カードをタッチしないと反対側のホームに行くことができないというプチハプニングが度々発生します。

ただ反対側のホームに行くためだけに初乗り運賃を無駄にしたくはないですよね。

そんなときは、改札の端にある「障害者・車椅子専用のゲート」の駅員呼び出しボタンを押して「잘 못 들었어요(チャルモットゥロッソヨ/間違えて入りました)」と言えば、ゲートを開けてくれます。
その後、反対側のゲートに行けばまた鍵を開けてくれる(既に開いてる場合もあります)ので、そのまま交通カードをタッチせずに入りましょう。

このハプニング、じつは外国人だけではなく韓国人もたまにやってしまう「あるあるネタ」なので、中には何も言わずゲートを開けてくれる駅員さんもいます! 呼び出しボタンを押した後、とくに反応がなくても、ゲートが開いてることもあるのでチェックしてみてくださいね。

Q. 始発と終電は何時くらい?

駅と路線により異なりますが、始発は朝の5時ごろ、終電は深夜1時ごろになります。ただし週末は終電が0時と若干早いので、余裕を持って宿に帰るようにするのがおすすめです。

Q. 電車に忘れ物をした!どこに連絡すればいい?

電車から降りてすぐに気づいた場合は、降りた駅の事務所へ行き、忘れ物をしてしまったことを駅員に説明しましょう。

可能であれば、いつ・何両目のどこに忘れたのかを詳細に伝えてください。その後は駅員の指示に従います。

韓国語や英語に自信がなければ、翻訳アプリを使ってくださいね。

また、下車から数時間が経過してしまった場合は、紛失物を検索できるサイト「LOST112」で確認してみるのがおすすめ。紛失物の情報がここに集まっているので電車やバスなどの公共交通機関だけでなく、「どこで失くしたか分からない」場合も一度このサイトをチェックしてみてください。

失くしてから1週間ほどが過ぎると、紛失物は警察の管理下に置かれるため、駅などでピックアップすることは難しくなります。

Q. 電車内で物を売ってる人を見たけど、どうすればいい?

今ではめっきり見なくなった車内での物売り。それでもごくたまに見かけることもあり、初めて韓国に訪れた場合驚かれる人も多いようです。車内で物を売る行為は韓国では違法なので、購入するのはやめましょう。

物を売る以外にも、お金に困っている人が自分の境遇を書いたメモを渡してきて、寄付を呼びかけるなんてこともあります。
びっくりして思わず払おうとしてしまうかもしれませんが、中には演出している人もいるので、寄付もやめておいた方が良いかもしれません。

渋滞の心配なし!週末の移動は断然地下鉄

ソウル地下鉄
photo by neighbor編集部

ソウルは週末になるとデモなどで交通規制がされる場合が多く、道が混雑しがちです。
その点地下鉄はホームドアの設置が進んでおり、事故等が起こらないため、遅延等もあまり起こりません。
到着時間がなかなか読めないバスやタクシーよりも、地下鉄が早い場合も多いため、週末は地下鉄を積極的に利用してみてくださいね。

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