SUMMARY
WOWPASSとTrip.PASSの違いとは?
韓国旅行での支払い方法は現金とクレジットカードだけではありません。最近はWOWPASS(ワオパス)やTrip.PASS(トリップドットパス)など旅行者にとって便利なサービスが増えました。
まずはWOWPASSとTrip.PASSそれぞれの特徴を解説します!
WOWPASSはこんな人におすすめ!

WOWPASSの特徴
・日本円でチャージできる
・韓国全土357台の専用機械からチャージできる
・現金のほかPayPalやクレジットカードからもチャージできる
・銀行振込でチャージできる
・支払いは物理カードのみ
・交通カードとしても使える
・アプリ内で韓国の銀行口座やほかのユーザーへ送金できる
WOWPASSの特徴はなんといっても「日本円でチャージできる」点。カードを持っていれば、WOWPASSマシンから日本円でウォンをチャージできます。
そのため、旅行の日数が少なくレートの良い両替所に寄る時間が惜しい人や、クレジットカードを所有しておらず韓国でキャッシュレス決済をしたい人などにおすすめです。
Trip.PASSはこんな人におすすめ!

Trip.PASSの特徴
・パスポート認証を行いモバイル身分証として使える(免税ショッピング時に便利!)
・クレジットカードまたはコンビニからウォンにてチャージする
・チャージの最大限度額が高い
・支払いは物理カードを別途購入して行う
・交通カードとしても使える(Android端末はスマホのタッチ決済も可能)
・交通カード残高とTrip.PASS残高双方の出し入れができる
・アプリ内で韓国の銀行口座やほかのユーザーへ送金できる
Trip.PASSは、アプリでパスポート登録(OCR+NFC+顔認証)を行い、モバイルパスポートとして使えます。提携店では最大8%の即時還付ができるため、免税を取りこぼしたくない人におすすめです。
また、Android端末であれば、地下鉄の改札をスマホのタッチで通過することが可能!日本と同じように電車に乗れるのはうれしいポイントです。
チャージの最大限度額も高いので、ショッピングは主にカードを使用したい人にもおすすめです。
併用はあり?なし??
併用するメリットは多いにあります。たとえば、モバイルパスポートの登録をTrip.PASSでおこない、WOWPASSを支払いに使用するなどの使い分け方です。
ただし、WOWPASSは円でチャージできる点が最大のメリット。レートの良い両替え所で両替えしたり、クレジットカードで残高をチャージしたい人はTrip .PASSだけあれば十分かもしれません。
この後、それぞれのカードのできることとできないことを詳しく解説するので、ぜひ最後までチェックしてみてください!
【比較早見表】メリット・デメリットを一覧でチェック!
まずはそれぞれのカードでできることできないことをざっくりと把握してみましょう!両者で差が出る部分は赤字で示しています。
| 比較項目 | WOWPASS | Trip.PASS |
|---|---|---|
| チャージ可能な現金通貨 | ウォンのほか、円などの外貨からも可能 | ウォンのみ |
| クレジットカードからのチャージ | 可能(VISA※、Master、JCB、Diners、DISCOVER) | 可能(Master、AMEX、JCB) |
| チャージの最大限度額 | 100万ウォン | 200万ウォン |
| チャージ残高の払い戻し | ウォンでのみ可(専用機械からウォンにて出金) | ウォンでのみ可(韓国国内の銀行口座かATMにて出金) |
| 出金手数料(ウォン) | 1000ウォン | 金額の5%+1300ウォン |
| 交通カード機能 | あり | あり(Android端末の場合タッチ通過ができる) |
| 交通カードのチャージ金額払い戻し | 可能(ただしT-money本社への訪問必須&手数料あり) | Trip.PAY残高へ払い戻し可能(手数料あり) |
| モバイルパスポート機能 | なし | あり |
| アプリからのバーコード決済 | なし | あり(条件あり) |
| 韓国口座への送金機能 | あり | 実質なし(手数料が高い) |
| アプリ間の送金機能 | あり | あり |
| アプリでの複数カードの登録 | なし | あり |
※VISAカードでのチャージはPayPalでのみ可能
違い1. 発行・入手方法
旅行初日は「入手難易度が低い」方が有利です。WOWPASSは機械で発行・受け取りができ、Trip.PASSはアプリ登録が必須。先に旅の動線に合わせて選ぶと、スタートがスムーズです。
WOWPASSの発行方法

WOWPASSは、基本的にWOWPASS機械で発行を行います。主要エリアに複数台設置されている機械とパスポートがあれば簡単に発行が可能。専用機械は仁川空港や金浦空港などの主要空港にもあるので、入国後すぐに発行できます。
また、WOWPASS公式サイトから事前予約をすれば、お得に入手もできちゃいます。やや割高にはなりますが、旅行当日あまり時間がない人は日本国内への配送サービスもあるので、入手ハードルは比較的低いといえます。
Trip.PASSの発行方法

Trip.PASSは、アプリをダウンロードすることが大前提のサービス。そのため、登録もアプリにて行います。物理カードがなくても登録ができるので、事前にダウンロードをしておいて準備できるのはうれしいポイントです(入金額の制限は入国前後で変化あり)。
また、物理カードがなくてもバーコード決済に対応している店舗であれば、アプリのみで支払いを完結できます。ただし、物理カードはWOWPASSよりも受け取れる場所や購入できる場所がかなり少ないため、物理カードが欲しい人はどこで受け取るかを事前にしっかり考えておきましょう。
ただし、最近では日本の空港(成田・羽田・関西・福岡)で受け取りができるSIMパッケージや、仁川空港内のコンビニでも取り扱いがスタートしたので、事前に考えてさえいればスムーズに物理カードを受け取れますよ。
違い2. チャージ方法・両替の仕組み
WOWPASSもTrip.PASSも現金・クレジットカードどちらでもチャージ可能です。ただし、チャージできる通貨やクレジットカードのブランドが異なるため、両替えなども考慮しながら自分に合うものを選びましょう。
WOWPASSのチャージ方法

WOWPASSの最大の強みは、ウォン以外の海外の通貨から直接チャージができること。円を現金で必要な分持っていけば、WOWPASSマシンでそのままチャージできてしまうんです。アプリからクレジットカードでチャージすることもでき、主要ブランドであればほぼ使えます(※)。
WOWPASSマシンは全国357台に設置されているので、メジャーな観光エリアであれば比較的すぐアクセスできます。WOWPASSマシンを介した入金であれば手数料はかかりません!
※VISAカードでのチャージはPayPalでのみ可能。AMEXは使用できません。
Trip.PASSのチャージ方法

Trip.PASSはアプリがメインのサービス。そのためクレジットカードからのチャージが楽です。使えるブランドはMaster、AMEX、JCBの3つ。VISAが使えないのはやや痛いですが、WOWPASSでは使えないAMEXが使えるのはメリットといえます。
現金でのチャージは全国のコンビニで行えます。最大50万ウォンまでと限度額がやや低くなりますが、現金を持ち歩くのが怖い人は、市内の両替所で両替えした後すぐにチャージするのがおすすめです。
また、現金でのチャージで使える通貨はウォンのみなので、必ず両替所や銀行での両替えが必要になります。両替所に行く時間が惜しい人はTrip.PASSをメインの支払い方法にするのは向いてないかもしれません。
違い3. 支払いの対応範囲

WOWPASSもTrip.PASSも物理カードがあればクレジットカードのように支払いに使えます。両者で差が出るのはアプリ決済。自分の支払いスタイルを考えてみましょう。
WOWPASSが使える店・使い方
WOWPASSは、韓国のオフライン店舗でカード決済が受けられるなら利用できます。一方で、デリバリーアプリなどのオンライン/アプリ内決済は未対応とされているため、出前などで使いたい人には向きません。
Trip.PASSが使える店・使い方
Trip.PASSのTripPAYは、Paybooc提携店などでバーコード決済、バーコードが使えない場所はICカード決済が可能。さらに、カード紛失時はロックでき、ロック中もQR決済は使えるという安心設計です。
また、海外のUnionPay Mobile加盟店でも使えるため、残高が余っても日本国内で使える場合もあります。
違い4. 交通機能

交通は地味に差が出ます。WOWPASSはT-money機能があるものの、残高が別管理で、チャージ方法に注意が必要。Trip.PASSは2-in-1(決済+交通)をうたい、アプリで双方の残高を送りあえます。
WOWPASSの交通(T-money)周りの仕様・注意点
WOWPASSはT-money残高がWOWPASS残高と別で、T-money残高としてチャージした金額をWOWPASSの残高に戻すことはできません。
T-moneyへのチャージは、地下鉄の駅でチャージする際と同様に行えますし、WOWPASSカードに残高があればアプリからも可能です。
Trip.PASSの交通カード機能の仕様・注意点
Trip.PASSは、交通機能を含む2-in-1カード。パスポート情報を登録してあるので、子ども・青少年・一般など自分の年齢に合う金額を自動で精算できます。
また、Trip.PASSの魅力の一つとして大きくピックアップされているのが、Trip.PAY残高へ交通カード残高を手数料なしに移動させることが可能な点。
交通カードへうっかり多めにチャージしてしまっても、手数料なし&アプリから簡単に戻せる「懐の深さ」は旅でもありがたく感じること間違いなしです!
さらに、Android端末であれば、物理カードがなくてもスマホをタッチして改札を通れます。日本と同じように支払えるため、移動をよりスムーズに行えますよ。
違い5. 出金・返金

最後に効いてくるのが「現金の出金方法」と「残高が余った時」です。現金の両替をカードで完結したいか、カードのお金を使い切りたいかで選ぶものが変わってきます。
WOWPASSの出金・返金
WOWPASSは、WOWPASSマシンで残高をウォンにて引き出すことが可能です。ただしウォン以外の通貨で引き出すことはできないので、実質払い戻しはできません。
チャージをした金額を円に戻したい場合は、全額を引き出した後、両替所で両替えする必要があります。また、T-moneyカードの残高はWOWPASS残高に戻せません。コンビニや駅の係員さんに頼むことで払い戻しが可能ですが、これもウォンにての受け取りになります(手数料500Wがかかります)。
Trip.PASSの出金・返金
Trip.PASSは、TripPAYでRefund申請をすることで、韓国内の銀行ATMからウォンを引き出せます。重要なのは、Refundに5%の処理手数料がかかり、引き出した分はTripPAYに再チャージできない点です。
ATM出金は1万ウォン単位、1回最大30万ウォン、5%の手数料のほかに1回あたりATM手数料1300ウォンかかります。
このようにTrip.PASSでの現金引き出しは「返金手続き扱い」であるため、手数料がかさんでしまうのです。そのため、あまり両替え目的でカードを発行する人には向いていないかもしれません。
一方でTrip.PASSは、日本のUnionPay Mobile加盟店でも使えるため、残高が余った場合に、わざわざ手数料を払って引き出したり、両替所に行ったりする必要はありません。そのままカードを日本で使えば残高を消化できます。
違い6. 送金機能

送金機能は“刺さる人だけ刺さる”枠です。旅行中の清算で、割り勘などのお金のやり取りを同行者と行わない場合はチェックは不要。ただし、韓国の主な決済方法として挙げられる「銀行振込」は、WOWPASSでしか行えません。
WOWPASSの送金機能
WOWPASSは同じWOWPASSのユーザーで、アプリをダウンロードしている人であれば、アプリ間で残高を共有(送金)できます。また、韓国内の銀行口座への送金にも対応しているため、手元に現金がなく、クレジットガードが使えない個人商店のような場所で、口座振り込みによる支払いも可能です。
Trip.PASSの送金機能
Trip.PASSはアプリ内のギフト機能で、ウォン残高を共有(送金)可能です。この点はWOWPASSと同じですが、支払いを目的とした銀行口座への振り込みはできないので注意しましょう(Refund機能で韓国口座での受け取りはできますが、手数料がかかるためお進めめしません)。
また、Trip.PASSはアプリ内で複数のカードを登録し連動させられます(※)。
※公式サイトには「家族や友人と旅行経費を管理できる」と記載されていますが、どのように使用するかは定かでないため、後日検証後情報を追記予定
韓国旅行の精算事情
この送金機能。そもそも韓国はカード文化が強く、カードでの別会計が通る店も多いので、送金が必須とは限りません。
とはいえ、カフェのまとめ会計やタクシー代など、立て替えが発生しやすい場面はあります。送金機能は「必需品」ではなく「あると便利な保険」と位置付けておきましょう。
違い7. 免税・タックスリファンド

免税を重視するなら、ここが最大の分岐点です!Trip.PASSは“即時免税”を強く打ち出し、対象店舗数や上限、対象外品まで明記しています。一方WOWPASSは免税を主軸にしていないため、免税目的ならTrip.PASSに軍配が上がりやすいです。
WOWPASSでできる免税関連
WOWPASSは「支払い・両替・交通」をまとめるカードで、免税は“制度側(店舗・空港等)の導線”に依存します。つまり、WOWPASSで払ったから免税が自動でラクになる、というものではありません。
Trip.PASSの“即時還付”の仕組み
Trip.PASSの即時免税は、提携店で「Trip.PASS即時還付を使いたい」と伝え、モバイルパスポートを提示して本人確認→還付(割引)反映後の価格で決済、という流れで利用できます。
対象はCUやGS25などのコンビニと提携店、購入額は1万5000〜99万9999ウォンなどの条件があるので、事前に公式サイトで確認しておきましょう。
端末に登録しなくてもすぐに還付されるのは時短にもつながります!免税ショッピングを楽しみたい人や免税を取りこぼしたくない人はTrip.PASSが有利です。
違い8. モバイルパスポート

Trip .PASSの最大の魅力ともいえるのがモバイルパスポート機能がある点。前項で解説した免税はもちろん、カジノへの入場や年齢確認にも使える大変便利な機能です。
WOWPASSのモバイルパスポート機能
WOWPASSにはモバイルパスポート機能はなく、身分証としては使えません。
Trip.PASSのモバイルパスポート(できること・できないこと)
Trip.PASSは、アプリ内でパスポート登録(OCR/NFC/顔認証)を行い、モバイルパスポートとして本人確認で使えます。
WOWPASSにはない機能なので、モバイルパスポート機能のみを使う目的でTrip.PASSに登録するのもあり!パスポートをいちいち出さなくて済むので、紛失や盗難などのリスクを回避できます。
ただし、年齢確認の場合Trip.PASSの提携店でないお店は、そもそもTrip.PASSの存在を認知しておらず、身分証として認めてもらえない可能性も。パスポートは常に持ち歩きつつ、モバイルパスポートが使えなかった場合は、従来通りパスポートを提示しましょう。
実際に使って分かった!メリット・デメリット
(※ここは“本番原稿”として書き切りつつ、まどかの体験談に差し替えやすい文にしています)
WOWPASSの良かった点&惜しい点

WOWPASSの良さは、韓国でカード決済が通る場所なら迷わず使える安心感と、円でチャージができること。
旅行中に“現金が必要になった”場面でも、WOWPASSマシンからすぐに現金を引き出せる心強いカードです。また、韓国の銀行口座への振り込みに対応しているため、使えるお店の幅が広くうまく使えばWOWPASS1枚で支払いを完結できてしまいます。
一方惜しいのは交通(T-money)が別管理で、T-moneyにチャージしすぎても後でWOWPASSに残高を戻せません。また、モバイルパスポートなどの支払い以外の機能はほぼありません。
Trip.PASSの良かった点&惜しい点

Trip.PASSの良さは、モバイルパスポート(本人確認)と即時免税の機能があること。支払いに使用しなくてもこの2つの機能だけでアプリをダウンロード&登録しておく価値があります。
支払いに関しては、レートの良い両替え所で両替え→コンビニなどでチャージするのがおすすめ。チャージ上限金額も200万円とWOWPASSの2倍あり、ショッピングメインの旅行者には最適です。
ただし、クレジットカードによるチャージは、WOWPASSと同様4%の手数料がかかるため注意が必要。現金の引き出しは手数料が高くおすすめできません。
さらに、余った残高は日本のUnionPay Mobile加盟店で使えます。韓国に頻繁に行かない人はTrip.PASSの使い勝手が良いかもしれません。
「結局どっちがストレス少ない?」リアルな結論!

ストレス源が「現金が必要になった時に詰む」ならWOWPASS、「免税や本人確認で詰む」ならTrip.PASSを選びましょう。
両者の優劣というより、“旅で一番イヤな詰み方”を避ける道具を選ぶのが正解。迷ったら、①買い物量(免税の有無)②移動量(交通の頻度)③現金が必要になりそうな場面、の3つで選びましょう。
選び方のチェックリスト(3項目で決める)
- 免税(即時還付)を取りこぼしたくない! → Trip.PASS
- 両替・支払い・現金不足が不安 → WOWPASS
- 移動が多く、交通費もまとめて管理したい → Trip.PASS
旅慣れていない人は「使わない」もあり!
ここまで、WOWPASSとTrip.PASSについて詳しく解説してきましたが、最終的には「自分が一番楽な方法」を選ぶのが一番です。
韓国旅行が初めてで右も左も分からない人は、無理に使う必要なし!韓国はカード文化が発達しているため、クレジットカードさえあればどこでも支払いができます。
海外旅行保険などを加味すると、むしろクレジットカードで支払った方が後々楽な場面も。WOWPASS、Trip.PASS、クレジットカード、現金……。支払い方法はさまざまですが、何がおトクかを考えすぎると旅行前から疲れてしまいますよね。
この記事で、「よく分からない!」となってしまった人は現金化クレジットカードでの支払い、より快適さを求める人は記事を参考にWOWPASSやTrip.PASSを活用してみてください!


